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La PAUME

2011年12月号

2011.12.04  執筆者:織部幸治

追悼 シェル・ヨハンソン

荻村さんはその著書の中で、自分の教え子とも言えるその選手を「スウェーデンの強襲型卓球の神話をつくったバイキングスピリットの巨星」と謳っておられます。

ITSのメンバーであり、卓球王国スウェーデンの礎を築いた名手Kjell・Johansson氏(シェル・ヨハンソン)が2011年10月24日昇天されました。

(享年65歳)

シェル・ヨハンソンはハンス・アルセアと組んだ男子ダブルスで1967年世界ストックホルム大会で優勝し、スウェーデンに初の金メダルをもたらしました。1969年世界ミュンヘン大会で同じアルセアとのペアで同種目に優勝し連覇を成し遂げています。1973年世界サラエボ大会では、団体、男子ダブルスに優勝し、スウェーデン初の団体優勝も勝ち取りました。この大会ではシングルスでも決勝に出場し、惜敗したものの世界1の実力を世界に示しました。

国際舞台の一線から退いた後も、シェルが出る試合には多くのファンが駆けつけたほどでした。シェルと言えば「ハンマー」とだれもが言うように、ハンマースマッシュの異名を持つ強打者でした。堅い守りと驚異的な粘りのフットワークでブロック、ロング、ロビングとコートいっぱい動き回り、閃光のような鮮やかなスマッシュを見事に決めるシェルのプレーに多くの観衆が酔いしれました。シェルは日本選手と同じように膝を曲げ腰を低くしてバックコーナー深くにかまえた最初のヨーロッパ選手です。

フェアーなプレーぶりでも有名です。シェルが得点時に声を出したりガッツポーズなどをやったシーンを見たことがありません。生涯フェアプレー賞というものがあるなら、間違いなく与えられるべき選手であったと思います。シェルは日本の卓球スタイルと文化の両方を受け継いだ最初のヨーロッパの選手だと私は思っています。

その長い選手時代(1963年~1977年)心技体に亘りシェルはスウェーデン選手のみならず世界の選手の目標でした。ベンクソン、カールソン、パーソン、ワルドナーといったスウェーデンが生んだ後の世界チャンピオンたちがシェルから受けた継いだものは意識したか否かは別として絶大であったと思います。

1960年代後半から1970年代にかけて、アルセアとシェルを見習って「スウェーデンチームは日本を凌ぐ質の高い厳しい練習をするようになった」と、荻村さんは嘗て言っておられます。

1975年の夏、私はスウェーデンでの修行中に幸運にもシェルとステラン(ベンクソン)の練習を見学する機会がありました。その練習は美しく感動的で、私もこういう練習のできる選手になりたいと強く思いました。

二人の練習風景は今でも私の宝物として鮮明に頭の中に残っています。

私自身は二人のレベルに到達できませんでしたが、そういう選手が育つ環境をITSに創れるように努力したいと思います。 

追悼 シェル・ヨハンソン

荻村さんはその著書の中で、自分の教え子とも言えるその選手を「スウェーデンの強襲型卓球の神話をつくったバイキングスピリットの巨星」と謳っておられます。

ITSのメンバーであり、卓球王国スウェーデンの礎を築いた名手Kjell・Johansson氏(シェル・ヨハンソン)が2011年10月24日昇天されました。

(享年65歳)

シェル・ヨハンソンはハンス・アルセアと組んだ男子ダブルスで1967年世界ストックホルム大会で優勝し、スウェーデンに初の金メダルをもたらしました。1969年世界ミュンヘン大会で同じアルセアとのペアで同種目に優勝し連覇を成し遂げています。1973年世界サラエボ大会では、団体、男子ダブルスに優勝し、スウェーデン初の団体優勝も勝ち取りました。この大会ではシングルスでも決勝に出場し、惜敗したものの世界1の実力を世界に示しました。

国際舞台の一線から退いた後も、シェルが出る試合には多くのファンが駆けつけたほどでした。シェルと言えば「ハンマー」とだれもが言うように、ハンマースマッシュの異名を持つ強打者でした。堅い守りと驚異的な粘りのフットワークでブロック、ロング、ロビングとコートいっぱい動き回り、閃光のような鮮やかなスマッシュを見事に決めるシェルのプレーに多くの観衆が酔いしれました。シェルは日本選手と同じように膝を曲げ腰を低くしてバックコーナー深くにかまえた最初のヨーロッパ選手です。

フェアーなプレーぶりでも有名です。シェルが得点時に声を出したりガッツポーズなどをやったシーンを見たことがありません。生涯フェアプレー賞というものがあるなら、間違いなく与えられるべき選手であったと思います。シェルは日本の卓球スタイルと文化の両方を受け継いだ最初のヨーロッパの選手だと私は思っています。

その長い選手時代(1963年~1977年)心技体に亘りシェルはスウェーデン選手のみならず世界の選手の目標でした。ベンクソン、カールソン、パーソン、ワルドナーといったスウェーデンが生んだ後の世界チャンピオンたちがシェルから受けた継いだものは意識したか否かは別として絶大であったと思います。

1960年代後半から1970年代にかけて、アルセアとシェルを見習って「スウェーデンチームは日本を凌ぐ質の高い厳しい練習をするようになった」と、荻村さんは嘗て言っておられます。

1975年の夏、私はスウェーデンでの修行中に幸運にもシェルとステラン(ベンクソン)の練習を見学する機会がありました。その練習は美しく感動的で、私もこういう練習のできる選手になりたいと強く思いました。

二人の練習風景は今でも私の宝物として鮮明に頭の中に残っています。

私自身は二人のレベルに到達できませんでしたが、そういう選手が育つ環境をITSに創れるように努力したいと思います。 


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